楠本加美野先生逝去
私も修行していたことのある宝蔵神社の元宮司である楠本加美野先生が今日午前4時20分に逝去されました。
(左が楠本加美野先生、右が私。当時既に楠本加美野先生は宝蔵神社を退職、私も仏教修業の方をしていたが、この写真は宝蔵神社の食堂で撮影。)
楠本加美野先生は人類光明化運動・国際平和信仰運動に尽力され、全国で初めて無縁の流産児の供養を始めた宝蔵神社宮司として生命尊重を訴えるだけでなく、韓国やブラジルにも光明思想を伝道されました。
過去にブラジルで優生思想の観点から堕胎を推奨する法律が制定されようとした際、楠本加美野先生の著書『流産児よ安らかに』のブラジル語版が頒布されてそれが阻止されたこともあります。
また実の父親を知らない環境に生まれ会う前に実の父の死を知るというような環境に育ちながら、親孝行・先祖供養の必要性に目覚めた体験を基に多くの人を救ったので「親孝行の神様」とも言われています。
(なお、ご自身の口から公に述べられることはありませんでしたが、楠本加美野先生は楠木正成・楠木正行の子孫である家系にお生まれになっています。大楠公の子孫らしく、勤皇心も篤い方でした。)
光明思想家・谷口雅春先生の著書『生命の実相』(全40巻)の中から「人間・神の子、本来罪なし」の教えの部分を抜き出して引用・編纂した『人間無罪宣言』の編者でもあり、この「罪なし」の教えは多くの人を感動させ救いました。
「ご冥福をお祈り申し上げます」と言いたいところですが、楠本加美野先生のことですから、「現象は無い!」「人間は不死である!」「既に極楽浄土である!」と言われることと思います。
今はただ、楠本加美野先生から受けた御恩に感謝を捧げさせていただきます。
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