政治活動の原点・姫新線廃線問題

 西はりまの基幹鉄道ともいえる姫新線が廃線になるのではないか、という噂が流れています。

 実は、私はこの問題には小学生の頃から取り組んでおり、それが今日に至る政治活動の原点となっています。

 私が小学4年生の頃、西暦2007年ですからまだ第一次安倍政権であった頃ですが、その頃も姫新線廃線の可能性が噂されていました。

 姫新線とは、兵庫県の姫路駅と岡山県の新見駅とを結ぶJR西日本の地方交通線(ローカル線)ですが、一時間に常時上下一本ずつ以上が通るのは姫路駅と播磨新宮駅(たつの市)の間だけです。

 もっとも、私の幼い頃は上月駅(佐用町)と姫路駅を結ぶ快速もありましたし、今でも新見駅と佐用駅を結ぶ快速が通っており、地域住民にとってはとても重要性な路線なのです。

 2007年に話を戻すと、小学校の児童会が市に陳情をすることとなり、学級会で陳情案が募集されました。

 それを受けて私は「姫新線廃線回避のため、DMVを導入する」という提案をしました。

 DMVとは鉄道と道路の双方を走ることができる車両のことで、昨年ようやく徳島県の阿佐海岸鉄道が世界で初めて導入しましたが、私の提案はその10年以上前のことで、まだ世界のどこにも導入例のないものでした。

 小学生だからこそ、現実を見ずに先進的な提案をしたともいえますが(笑)、教師からは「コミュニティバスがある」という話をされ、学級会の議決では賛同者6人のみで否決されるという、10歳にして自分の意見を通すことの難しさを学ぶことになりました。

 とは言え、今から思えばそれが無駄になることにはなりませんでした。

 というのも、当時の私の提案に賛同してくれた同級生が、中学・高校も私の政治活動に参加してくださり、この時の提案が今に至る政治活動の原点となったからです。

 一般に、小学生の頃にしたような稚拙な提案は「恥ずかしい黒歴史」となるものです。

 実際、実は当時の私は第一次安倍政権を支持するという、今から思えばとても恥ずかしい黒歴史を残していました。

 幸いにも小学4年生の間に安倍首相の正体に気付き、以降は一貫して民主党系の政党を支持することになりますが、その際に後に自民党二階派事務局長となる現在環境大臣の男(当時は民主党議員だった)を支持してしまっていたことも黒歴史であります。

 しかし姫新線へのDMV導入については、中学・高校時のみならず、現在に至っても立場は変わっていません。

 私が代表を務める立憲西播(西はりま立憲主義者の会)の政策にも「ローカル鉄道有効活用の為にDMV導入」が盛り込まれており、これまで立憲西播で作成したビラにもこの政策が明記されています。

 「赤字路線の廃線は仕方ない」という方もいますが、鉄道は撤去にも何十億単位の費用が掛かり、鉄道撤去の為に億単位で沿線自治体が公費を投入した例まであります。

 鉄道が無くなる上に税金まで取られるような事態を避けたい、というのは至極当然の願いです。

 ただ、鉄道会社も民間企業ですので赤字削減は大切ですから、私は鉄道の線路等の整備は政府が負担する上下分離方式の導入を求めています。同じ公費投入でも鉄道撤去に税金を使うのではなく、鉄道維持に税金を使おう、ということです。

 公費投入の成功事例としては、西はりまでは智頭急行の例があります。国鉄民営化の際に計画が凍結されたため第3セクター化した智頭急行は、サーズ2型の影響が出るまでは黒字を達成していました。

 しかしながら、智頭急行には沿線自治体ではない鳥取市も出資しており、沿線自治体以外の出資が見込めない路線については政府による公費投入が必要なのです。

 もっとも、政府による公費投入やそれを前提とした上下分離方式の導入には国政レベルでの力が必要ですが、今ある線路を有効活用しよう、ということは沿線自治体とJRが歩調を合わせれば可能です。

 DMVは「汽車とバスの両方の側面を持った車両」ということも出来ますが、私の住んでいるたつの市にはコミュニティバスを長年運用し、多くの住民に支持されてきた実績があります。

 コミュニティバスには駅と市内各地を結ぶ路線が少なくなく、またICOCAによる決済にも対応しているため、DMVを導入すれば利便性はより高まります。

 コミュニティバスは佐用町も導入しており、たつの市がJRと県内の他の沿線自治体である姫路市や佐用町とも連携するとDMVの導入は可能なはずです。

 私は今後もDMV導入を始めとした「姫新線の有効活用」をブレずに訴えてまいります。

日野智貴オフィシャルサイト

日野智貴の公式サイトです。西はりま立憲主義者の会代表。

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