天長節に気候変動と北朝正統論を考える
今日は天長節(天皇誕生日)です。
私は平成と令和の二度、園部宣治先生主催の皇居清掃奉仕団に参加させていただきました。
いずれもの時も重徳和彦立憲民主党政務調査会筆頭副会長と一緒に靖国神社を参拝させていただきました。
立憲民主党が左派であるとか反日であるとか言うデマをマスコミやネトウヨが流していますが、実際には重徳和彦先生のような尊皇愛国の議員が数多く所属しておられることは、特筆させていただきたいと考えます。
さて、天皇誕生日に当たって天皇陛下が記者会見で述べられたお言葉では、気候変動について触れられておられました。
「昨年も,現在人類が直面する最大の課題の一つとして,気候変動問題に関心が集まりました。その解決に向けては,国・企業・研究機関・一般の人々など幅広い関係者が手を携えて脱炭素社会の実現に取り組まなければなりません。そのことは,時として,乗り越え難い壁のようにも見えますが,近年においても我々はこのような課題に挑戦してきました。例えば,平成初期には,地表に降り注ぐ紫外線を増加させる「オゾン層の破壊」が地球環境問題として真っ先に挙げられる課題でしたが,数十年に及ぶ国際的な連携・協力やその下でのフロン回収技術等の企業の技術革新,消費者の理解と協力などにより,早い地域では2030年代にはオゾン層が1980年の水準にまで回復する,との見通しを国連の専門機関が示すほど状況が改善していると聞きます。このオゾン層の回復は,地球規模で対策に臨んだ環境問題の改善の好事例として,気候変動対策に向けた努力が始まりつつある中で勇気を与えてくれるものです。そのような中で,昨年,眞鍋淑郎博士が,温暖化予測にも用いられた気候モデルの開発を評価され,ノーベル物理学賞を受賞されたことを喜ばしく思います。こうした,これまでに蓄積してきた知見も十分にいかしながら,各国・地域の関係者や一般の人々が協力して対策を進めるべく努力を続けることで,気候変動問題が改善していくことを心から願っています。」
この天皇陛下のお言葉を享け、私たちはやはり大御心に中心帰一して気候変動に対処し「自然とともに伸びる新しい文明の構築」に励まなければならない、との意を新たにしました。
ところで、私は歴史好きのせいで、陛下の次の一句に注目してしまいました。
「さらに大覚寺でも,嵯峨天皇のものと伝えられる般若心経や,後光厳天皇,後花園天皇,後奈良天皇,正親町天皇,光格天皇が自ら写経された般若心経を拝見しました。このように歴代の天皇は,人々と社会を案じつつ,国の平和と国民の安寧のために祈るお気持ちを常にお持ちであったことを改めて実感しました。」
え?後光厳天皇って、もしや・・・と思い念の為調べましたが、やはりそうです!後光厳天皇は北朝の天皇です。
日野家も北朝に仕えた家ですので、後光厳天皇を「歴代の天皇」に加えられたことは素直に嬉しいですが、南北朝正閏問題とは何であったのか、平和な時代になったことは有難いものです。
(右側が園部宣治先生)
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